名称 | 羽咋健民自転車道 |
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県道名 | 石川県道293号羽咋巌門自転車道線 |
起点 | 羽咋市川原町(羽咋駅南口) |
終点 | 志賀町富来牛下(巌門) |
通過市町村 | 羽咋市、志賀町 |
距離 | 32.9km |
冬季閉鎖 | なし |
路面状況 | 舗装路、終盤スロープ付きの階段あり |
北陸鉄道「能登線」の廃線跡を利用したサイクリングロード。
自転車道は元能登線ということもあり緩やかな線形や民家の裏も通るので、ローカル線の雰囲気が味わえる。
全体通して走りやすく海辺は景色もよく楽しめるが、能登終着駅の三明休憩所を過ぎると日本海岸門へ向けて自転車道単独の山越え区間に入る
山越え区間は落ち葉や枝が散乱していて終盤にスロープ付き階段になっていて道が悪いので、 ただ巌門へ向かう場合は志賀町市街地から原子力発電所を通る石川県道36号を通るのが走りやすい。
なお、自転車道は道の駅「ころ柿の里しか」を過ぎると、未完成区間があるので迂回で国道246号を走っています。
距離と所要時間の目安(いしかわのサイクリングロードを参考に図作成)
起点(羽咋駅)周辺
起点から柴垣休憩所
自転車道は羽咋駅から七尾線と少し並行してます。
跨線橋がホームと駅東口の間に空間があり自転車道となってるので、昔ここに北鉄能登線の線路が通ってそうな感じがします。
工事で道幅が狭くなります。工事は2021年2月26日に完了予定です。
七尾線を高架して渡ります。ここからの眺めは良いです。 七尾線を渡る橋の線形も線路っぽい感じがして雰囲気がありますね。
のと里山海道の高架下を通ると能登海浜自転車道との分岐点があります。能登海浜自転車道の起点です。 能登海浜自転車道はのと里山海道と並走して内灘町まで続いています。
海が近いですが林で見えないです。鳥居のある参道を進むと気多大社があります。
自転車道は一般道を横断します。ここから住宅の間を通り、北鉄能美線跡と似たような雰囲気があります。
滝港にある喫茶店を過ぎると自転車道単独の道となり海に出ます。
右上に見える白い灯台が滝崎灯台。灯台の近くに国道249号と滝崎町ロードパークもありますが、 こんなに海岸近くに寄れるのは自転車道だけです。
昔はここに列車が走ってて車窓から同じ景色が見えると思い浮かべてると、なんだか特別感があります。
柴垣海岸付近。橋はデコポコしています。近くにはウォーキングコースもるようです。
柴垣街の集落に入ると、柴垣休憩所に着きまます。 休憩所がある場所は旧能登線の駅があった場所で、それが分かる看板などはありませんが公衆トイレの赤い屋根が目印となる休憩所です。
柴垣休憩所から高浜休憩所
林の中を通り海が見えなくなります。少し進んで志賀町に入りました。
外灯が整備されている区間があります。大島キャンプ場近くを通り視界が広がると少し海が見えました。
自転車道は海を離れて志賀町の市街地へ進みます。
高浜休憩所は高浜バスターミナルになっていて駐輪場も整備されています。公衆トイレやバス待合室もあり大きな施設です。
バス路線は北鉄バスやコミュニティバスが走っているようです。行先は羽咋や七尾方面、志賀町市内など様々です。
高浜休憩所から米町休憩所
高浜休憩所のあるバスターミナルを自転車道の案内板があるので進みます。
志賀町役場を過ぎると道の駅「ころ柿の里しか」があります。道の駅にはサイクルラックがあり、温泉施設も併設していて、温泉施設の駐車場にも簡易屋根付きの駐輪場が設置されています。
道の駅を通り過ぎると自転車道は工場の敷地を跨ぎます。若干の傾斜になっているので坂道注意の標識もあります。
工場を抜けると田園風景が広がり、その先は工事で通行止めになっていました。左に曲がると未舗装で河川敷の堤防で行き止まりです。
右に進み左に曲がって国道249号線に合流します。
自転車道は米町川の河川敷から専用の橋で渡るように続いているようですが、近くで工事をしていて橋も建てられてないようなので通行できるかは不明です。 自転車道はこの先国道249号線の堀松交差点で合流するので、このまま国道を進みました。
堀松交差点右手にコンビニがあります。この先、終点の巌門にあるお土産屋までコンビニなどのお店はありません。
堀松交差点から国道249号線沿いを走ります。堀松交差点を越えて反対方向を振り向くと自転車道案内の標識がありますが、堀松交差点を使って横断したほうが良さそうです。
国道249号線と並走して内陸へと進んでいきます。東屋が見えたので休憩所に着いたのかと思いましたが荒れていて、使われている形跡はなさそうです。 東屋から少し行くと志賀ロードパークがありました。
巌門への標識も見えました。国道249号線沿いの道は落ち葉が散乱していて木の根っこが盛り上がっていて道が悪いです。
赤い屋根の公衆トイレが見えて米町休憩所に着きました。小さな公園と立派な駐輪場があります。 高浜休憩所から米町休憩所までは6.2kmほどですが、距離のわりに遠く感じました。
米町休憩所から三明休憩所
国道249号線沿いを山の方に走ります。傾斜が緩いアップダウンの道が続きます。
集落に入ったり山に入ったりを繰り返しています。志賀町せせらぎ自然公園を抜けると山沿いの道を抜けます。
国道249号線の歩道が工事中で未舗装に変わりました。右側に農道があったのでそちらに進みます。
農道から国道249号線に戻ってきました。工事は2021年1月29日までのようです。
工事区間を抜けて少し進むと三明休憩所に到着しました。公衆トイレと屋根付きのバス停のみだが駐車場と駐輪場もあり立派な施設です。
三明休憩所から終点(巌門
自転車道はこの先、国道249号線から離れて巌門へと進みます。
ここから農道に入り、山越えで自転車道のみの道に変わります。
森が開けた場所に大きい檻の罠がちらっと見えました。段々畑の畑を通るように道は少し登り坂のつづら折りを進みます。トラクター注意の標識もあります。
山の中に入るように進むと、ここから自転車道単独の山越え区間となります。林道の入口の様な雰囲気があります。
野生動物との遭遇が気になるので、ここから熊除けの鈴を鳴らしながら録音していたラジオをスマホのスピーカーで再生して進みます。
携帯の電波(ドコモ)も怪しく、アンテナ1本になるなど不安定です。
自転車道の入口近くに池があり、水面に反射する木々が綺麗でした。
巌門への山越え区間は緩い登りが続き舗装もひび割れなどが無く綺麗なのですが、落ち葉と枝が散乱していて走り難いです。 路面も湿っているので注意して進みました。
登り終了までの距離とイラストが描かれている看板もありました。
途中、何度も未舗装の管理用道路を横断します。自転車道はつづら折りでくねくね道が続きます。
登りきると緩やかな下りに変わります。下りも落ち葉や枝が散乱しているので注意して進みます。
つづら折りのため太陽が左手や右手に見えます。管理用道路の下を通り少し進むと日本海もちらほら見えてきました。
下りに変わってから「下り注意の」看板だったのですが、巌門休憩所までの距離を示す看板が出てきました。 看板は風化のため距離が分かり難いですが、巌門まで近いようです
何度も横切っている管理用道路の左手は舗装された道に変わりました。 ここから左手に進むと終点の巌門に着きますが、自転車道は直進して直ぐに巌門休憩所があります。
巌門休憩所はベンチと駐輪場だけですが、ここから望む日本海の景色が良いです。
巌門休憩所を過ぎると自転車道は階段を降ります。階段も落ち葉や枝が散乱しているので注意しております。 先ほどの舗装された管理用道路と合流して山を抜けました。階段は少し続きますが一般道も見えて安心感があります。
階段を降りると羽咋健民自転車道の終点「巌門(能登金剛)」に着きました。 ゆっくりと時速15km/hほどで走っていましたが、山越え区間は30分のラジオ番組が丁度終わる時間で抜けました。
終点(巌門)周辺
終点から下の道を進むと能登金剛があります。
能登金剛は観光地化されているので観光客もいます。お土産屋や飲食できるお店もあります。
到着は日没前だったのでお店は閉まっていました。
海岸は険しい岩場や岩礁で、金沢周辺の砂浜と違う景色で新鮮です。
なお、自転車道の終点から少し富来方向に進むと巌門クリフパークがあります。 自転車道の終点から5.4kmほ進むと富来町の「世界一長いベンチ」がありますが、日没も近い時間なので行っていません。
コースマップ
通行止や工事による未舗装で迂回したので、走行したルートとは別の正規と思われるルートもマップに記載しています。
隣接するサイクリングロード・遊歩道
- 分岐点(起点の羽咋駅から2.5km地点):
走行動画(ニコニコ動画リンク)
合成音声ボイスロイド使用ですが動画にしました。
参考資料: